生活の中の畳
生活スタイルと畳
和室と洋室の接点を明確に分けるかあいまいにするかということは、そこに住む人や家族の生活スタイルと切っても切れないものがあります。 現代の住宅において、和室というのは確実に少なくなっていっているような気がします。
しかし、環境にいい、身体にいい、気持ちがいいなど、畳の良さを見直す機会を得た今、もう一度畳という部屋について考えては如何でしょうか。
和室を生きた空間にするためにはどのような方法があるのか。それは意外に簡単なことかもしれません。
まずは、畳や木や障子などの和風の素材を「昔からの伝統のもの」ということにとらわれ過ぎず、「新しい優れた素材」として考えるというのはどうでしょうか?
リビングとしての畳
ごろんとすぐに横になることのできる畳は魅力的です。家族の団らんの場には是非畳を活用してください。洋風のリビングともお洒落にマッチします。
子供部屋としての畳
ジャンプしたり走り回ったりするときに、足にちょうど良いクッションの役目をする畳です。子供の成長に心地いい空間を。
寝室としての畳
畳の上に布団…これが人間の身体にいいことは様々に研究されています。睡眠は人生の3分の1を占める時間です。きちんと考えたいものですね。
客室としての畳
くつろぎの空間でお客様をもてなすには、やはり畳の空間がいいかもしれませんね。リラックスできると、また訪ねてきてくれるでしょう。
書斎としての畳
畳の香りに包まれて、読書や絵画などの趣味に没頭するのもいいかもしれません。すぐにごろんと横になれるのも魅力ですね。